猿藪(590m)〜高山(660m)

    
山南町 首切り地蔵尊より
    


■ 登山日   平成22年3月13日(土)                                            
■ コース      地蔵の森公園駐車場8:57 → 高山林道終点9:12 → けやき峠9:28 → 猿藪・高山分岐点9:46 → 猿藪9:59〜10:10 →  猿藪・高山分岐点10:22 → 高山10:32〜10:42 → 住吉町方面との分岐点11:03 → 高圧鉄塔11:06 → 大呂峠11:10 → 大呂坂口11:20 → 奥山林道入口11:39 → 地蔵の森公園駐車場11:47
■ 地形図名    2万5千分の1 谷川(京都及び大阪)   Route map
■ 登山口   丹波市山南町谷川 Road map  
高山登山道入口
高山林道終点
高圧鉄塔 巡視路の分岐点
巡視路との合流点
高山登山口(大呂坂口)
けやき峠
小さな赤い標識
地蔵茶屋 首切地蔵尊

四等三角点 “高山”
高山頂上

猿藪登山道標識
猿藪との分岐点
急激な下り坂
住吉町方面との分岐点
ホームへ      戻る







頂上標識
猿藪頂上
大呂峠
南向地蔵
高山登山口(奥山林道入口)

8:51 高山登山道の起点近くに位置する首切地蔵尊。約800年前の平安時代に平家が最後の砦と頼んだ宇治川の合戦にも敗れ、攻め入る源氏の大群の前にはなすすべもなく命からがら京都を逃れ、一時、神戸の福原に籠もって再起を図ったがこれもあえなく一の谷に逃れました。中でも平家一門に連なる公卿やその姫様たちは、丹波路へと逃れていきました。しかし、それもつかの間、落人狩りに捕らえられ山田の奥山深く樹木生い茂る昼なお暗い首切沢で処刑されあえなく悲運の最期を遂げました。伝え聞いた里人たちが人の世のはかなさを嘆き哀れみ碑を建てて野花をたむけ後生を弔い祀ったのがはじまりで、いつからか首切地蔵尊と呼ばれ、今に言い伝えられています。首切地蔵尊は、源氏と平家にまつわる伝説が残されており、この地蔵には首から上がありません。これは、丹波に逃れてきた平家一門に連なる公卿やお姫様たちが、この地の首切沢で処刑されたことに由来すると伝えられています。首切地蔵尊は、首から上にまつわる願い事がかなうとされており、病気回復祈願や受験生の入試合格祈願に参拝者が訪れています。首切地蔵尊春の大祭と秋の大祭では、修験者による大護摩たきや奉納されたよだれかけの供養が行われます。首切り地蔵周辺は、地蔵の森公園として整備されており、周辺の山々にはハイキングコースが続いています。春の桜や秋の紅葉の美しい場所です。地蔵茶屋で登山道を窺えるということなので、店のおばあさんに尋ねました。店に登山地図を常備され、親切に丁寧な説明をいただきました。
地蔵茶屋登山案内地図

8:57 地蔵茶屋より100m程度引き返し、地蔵の森公園口高山登山道入口からのスタートとなります。自動車車両は、入口の隣にある広い駐車場を利用することになります。
周辺には、桜の木もたくさん植えられており、もうすぐ美しい
花を咲かせ多くの人で賑わうことでしょう。高山林道の距離は、約1.1kmといわれています。舗装された道をしばらく歩くことになります。自動車車両が通行できる幅員がありますが、鎖で通行止めにされています。林道の周辺は、植林帯で覆われていますが、明るく雰囲気は良好です。
地蔵の森公園の遊歩道分岐も現れますが、真っ直ぐに林道終点まで向かいます。
9:12 林道終点に到着しました。自動車車両で転回できる広いスペースです。ここに、高山登山道けやき峠への案内標柱が立てられています。この地点からが本格的な登山道となります。よく成育した植林帯の中を進みますが、薄暗くやや荒れ気味の道です。歩く先々で木にテープが巻きつけられいますので、見落としのないよう注意が必要です。

9:28 林道終点からの道は、比較的緩やかですが、けやき峠直前は、急登で、道もやや不明瞭ですが、テープを見落とさなければ問題ありません。けやき峠に到着し、高山・猿藪方面に向かいます。周辺は、植林帯から雑木林に変わって行きます。小さなピークを過ぎ鞍部からが、激斜面の急登となります。道は、明瞭で段々と明るくなります。所どころ高山と地蔵の森を表示した赤く小さな標識が目につくようになります。高山まで○○分と添え書きがされています。また、赤や青のビニールテープが至る所で巻きつけられているので迷うことはありません。  

9:46 けやき峠より急登を進みホッとしたところに猿藪との分岐点があります。赤く小さな猿藪登山道と記された標識が目立っています。数日前の寒波による雪が周辺に所どころ残っています。明るく日が差し込んだ明るい分岐点です。この地点から見た目にも猿藪への道がやや下りながら延びています。猿藪へ向かいます。周りは、雑木に囲まれ展望はありませんが、やや下り気味の明瞭な道を歩きます。こちらにも、登山道にビニールテープが巻かれているところもありますので、見落とさないよう注意です。下り終え広く明るい鞍部より急な登りに転じます。途中、大きく目立った露岩となっている地点を通過します。

9:59 猿藪に到着です。雑木に囲まれ展望は、ありませんが日差しをあびているせいか、明るい山頂です。赤い小さな標識がひときわ目立ちます。スペース的には、広くはありませんが休憩できる余裕はありそうです。頂上より左右に道がそれぞれ下っています。特に左側は、激下りの状態であることが見た目に窺えます。10分程度猿藪頂上に滞在し、これより、元来た道を戻り高山に向かいます。
10:22
 猿藪と高山の分岐に到着です。この近くに「高山頂上あと少し頑張って!!」と赤い標識が大変印象に残ります。だんだんと登りが厳しくなります。約10cmの残雪の道を進みます。雪の踏み跡には、鹿のような足跡があるのみです。

高山頂上より南側への展望

10:32 高山頂上に到着です。こちらも周辺が雑木で囲まれているため展望は、いいとは云えません。ただ、広くありませんが、南側に展望が望めます。。トンガリ山、西寺山、和田寺山、千丈寺山を確認しました。山火事注意の看板がよく目立ちます。「気をつけて下山ください」と赤い小さな札がこちらにも掲げられています。いびつな形の四等三角点“高山”が頂上の標柱の近くで鎮座しています。

10:45 高山頂上で約10分程度滞在しました。今度は、大呂峠方面に向かいます。けやき峠からは、急激な登り坂でしたが、今度は、激下りの道となります。2007年11月24日に訪れていますが、この部分では、道が不明瞭な箇所もあり不安を抱えながら下山した記憶があります。今回は、道が明確にされているのと同時にピンクテープの誘導で安全な計らいがされています。
下りを終えると尾根歩きとなりますが、倒木の目立つ地点があります。また、2つの小さなピークがあり左右に道が分岐しているように思われるところもあります。一瞬迷いそうな地点でありますが、ここでは明らかに左側が明確であるので、そちらへ進路を取ります。

11:03

11:06 奥多々良木線74番鉄塔に到着です。広々とした鉄塔の下を通過します。
11:09 巡視路の分岐点に到着しました。大呂峠・首切地蔵との分岐点です。大呂峠からでも首切地蔵方面へ進める道があるので、まずは、真っ直ぐに大呂峠へ向かいます。

11:10 巡視路との分岐から程ない時間で大呂峠に到着しました。高山登山道・大呂峠と表示した標柱と南向地蔵がこの地点のランドマーク的存在です。昔の人々は、頻繁にこの峠を行きかい、その都度、このお地蔵様が温かく見守ってきたことと察します。西へ向かえば大樅峠方面、南へは住吉町、北へは首切地蔵方面へ向かえます。しかし、いずれの方面も現在ではあまり人が行きつかないせいか、荒れ気味の道です。

11:17呂峠より首切地蔵方面(北側)へ下ります。トレースは、はっきりしているんですが人のあまり踏み込んでいない澱んだ道です。九十九折れに下り、周囲も深い植林帯で薄暗い状態です。巡視路との合流点に達しました。
11:20. 高山登山口(大呂坂口)に到着です。これより幅広な奥山林道を歩きます。首切地蔵まで約1.6km。この地点、首切地蔵への標識がないため、左右どちらに進んでいいのか分かりづらいです。山側から下れば左折するのが正しいです。長い奥山林道を徐々に下っていきます。途中、大樅峠へ進むと思われる棲み分けされた道を確認します。

11:39 長い林道を下り首切地蔵尊前の奥山林道入口まで戻ってきました。ここから地増茶屋へ向かい登山の報告とお礼を述べ駐車場に向かいます。
11:47 駐車場に到着し今回の登山を終えます。

11:03 住吉町との分岐点に到着しました。おそらく市民農園すみよし桃源郷へ向かう道であると思われます。