蝶ヶ岳(2677m) 

  上高地より   


■ 登山日   平成27年8月1日(土)〜8月2日(日)                                            
■ コース     8月1日あかんだな駐車場4:40 → 上高地5:55 →かっぱ橋6:43 → 明神館7:30 → 徳沢8:40 → 横尾山荘10:06 → 槍ヶ岳・蝶ヶ岳分岐11:00 →槍見台11:24 → 森林限界点13:21 → 旧蝶ヶ岳山頂14:30 → 瞑想の丘15:32 → 蝶ヶ岳ヒュッテ15:50頃着  8月2日蝶ヶ岳ヒュッテ出発5:50 → 長塀山6:29 → 徳沢園7:57 → 明神池 → 上高地11:35 → あかんだな駐車場13:00頃  
■ 登山口   長野県松本市安曇野上高地                                        Route map Road map 
分岐点

 8:32 梓川を挟み明神岳を眺めながらの歩きとなる。標高2931メートルの明神岳は、かつて「穂高大明神が鎮座する山々」という意味で、穂高連峰全体をさす言葉として使われていたという。かつて上高地へは徳本(とくごう)峠を越えて入山するのが常であり、穂高神社奥宮の祭られた明神は峠を越えた到着点として、この地を見た人々は神々しく見つめて崇拝した。「上高地」とは現在の明神を指しての言葉とも言われている。
現在の明神岳は、前穂高岳から張り出した尾根の一つを称しますが、ふもとの明神には穂高神社奥宮が祭られ現在も多くの人々に信仰されている。

明神岳

 8:40 徳沢に到着。北アルプス前穂高東壁を舞台に描かれた、故・井上靖の長編小説『氷壁』。1956(昭和31)年から翌年まで朝日新聞に連載された。切れるはずのないナイロンザイルが切れ、登山中に亡くなった友人の死を追う主人公。友情と恋愛との確執、「山」という自然と都会との対照が読む人々を魅了する。文中に登場する「徳沢小屋」は氷壁の宿・徳澤園のことで、山登りを愛した井上靖氏の常宿でもあった。宿には井上靖氏直筆の手紙が飾られている。
また、徳沢キャンプ場は、昭和初期まで牧場として使われていた。広々とした緑のキャンプ場である。5月中旬にはニリンソウの群生が咲き乱れ、ハルニレやカツラの巨木が木陰を作り、色とりどりのテントが花を咲かせる。前穂高東壁や奥又白谷を望み、河原へ降りればキャンプ場の背後には今から登る蝶ケ岳の姿も望める。

徳沢園

横尾山荘昼食(カレーライス)
横尾山荘
明神館
穂高連峰 森林限界を超えたあたりより望む槍ヶ岳
上高地観光センター

あかんだな駐車場
バスターミナル管理棟
河童橋
旧蝶ヶ岳山頂 三等三角点
瞑想の丘
ホームへ      戻る






旧山頂から望む蝶ヶ岳ヒュッテ
槍見台
ヒュッテの夕食 ヒュッテ内の様子
長塀山
朝日に映える槍ヶ岳
蝶ヶ岳頂上
朝日に映える穂高連峰
御来光
上高地より前穂高・奥穂高の絶景

8月1日

8月2日

4:40 高山市営あかんだな駐車場に到着。この度、蝶ヶ岳登山計画にあたり上高地からのルートを選択する。上高地へは一般自動車車両での進入は、禁止されている。平湯温泉近傍の高山市市営あかんだな駐車場より上高地行きのシャトルバスに乗り込み向かうことにする。※市営あかんだな駐車場は、上高地方面へのシャトルバス利用者専用の有料駐車場。 収容台数:自家用車 約850台 駐車料金:1日 600円(料金は後払い) 営業時間:4:00〜18:00(4月17日〜7月17日)営業時間:4:00〜19:00(7月18日〜8月23日)営業時間:4:00〜17:30(9月1日〜11月15日) (営業時間はシャトルバスの運行時間に合わせて変更になる) 路線バス:上高地行きのシャトルバスは、こちらが始発。駐車場内にある管理棟内で乗車券を販売している。AM4:50から30分ごとに出発している。位置:奥飛騨温泉郷、平湯温泉街より車で約5分、徒歩で約8分
4:45
 バスターミナル管理棟前停留所にてバスの出発時間(5:20)まで待機する。すでに多くの登山者が停留所にならんでいる。

5:55 上高地バスターミナルに到着。すでに多くの登山者・観光者で賑わいを見せている。上高地観光センターで朝食の買い物をし、登山への準備を進める。地図でルートの確認。リュックの中身を再確認し、まずは、横尾山荘方面へ向かう。

6:43 河童橋に立ち寄る。上高地の中心にあってシンボル的存在ともいえる河童橋は、上高地バスターミナルから徒歩5分の場所にある。その橋上から望む穂高連峰や焼岳、梓川の水面、緑に萌えるケショウヤナギの風景は、訪れる人の心をとらえてやまない。5月連休や夏季、紅葉の季節には旅人が多く訪れ、河童橋付近は「上高地銀座」とも呼ばれるほどにぎわいをみせる。
1927(昭和2)年、作家・芥川龍之介もまた小説『河童』に河童橋を登場させている。その数年前に氏は北アルプスを登山し上高地に遊んでいる。

7:30 明神館に到着。明神は古来より「神河内徳郷(かみこうちとくごう)」と呼ばれ、上高地始まりの地とも伝わる。明神館は、その明神地区の一軒宿。穂高神社神域の明神池は神秘に包まれている。
見どころ盛りだくさんの明神一帯は、6月上旬のニリンソウ群生にはじまり、9月まで花々が入れ替わり咲き乱れ、10月20日ころには黄葉が瞳を楽しませる。頭上の岩峰群は信仰の山・穂高岳の尊称として明神岳と呼ばれ、優駿な姿を見せ始める地点である。

11:00  横尾山荘より槍ヶ岳方面との分岐点を蝶ヶ岳方面へ進む。
シラビソ林の中の九十九折れの急峻な道が続く。しかし、岩場のような危険な場所はないが、展望のない登山が暫く続く。

11:24 槍見台と呼ばれる地点に到着する。樹林越しに槍ヶ岳の秀麗な姿が望めた。息を呑むような絶景が望める予感を感じ始める。再び、樹林の中を進む道となる。

13:21 森林限界を超える境界線に辿り着く。前穂高・奥穂高・涸沢岳・北穂高といった穂高連峰から槍ヶ岳へ連なる絶景が目の前に迫るように大きい。

15:32 瞑想の丘に到着する。360度見渡せる素晴らしい眺望である。中央に鳥瞰図(展望指示盤)が据え付けられ、ここから望める名峰の数々の位置を確認することができる。この地点を頂上であるという人もいる。最近の測量によって蝶ヶ岳ヒュッテの南側に位置するところが頂上と位置づけられた。
蝶ヶ岳の標高は、これまでは2,664mとされてきたが、国土地理院が昭和63年から進めている山岳標高調査の結果2,677mと、13mも高くなった。
国土地理院測図部によると、2,664mは蝶ヶ岳ヒュッテ北方約1kmにある三等三角点の標高で、三角点は必ずしも山頂に設置してあるとは限らず、南北に長い蝶ケ岳の稜線で、最も標高の高い地点を確定し測量した結果、2,677mと分かった。
最高地点は、長塀尾根と稜線が出合う「長塀の頭」と呼ばれる地点。一般に山頂と 思われてきた三角点から約1.3km南方で、以前は避雷針だけが立っていたが、平成16年秋には堀金村(現在は安曇野市堀金総合支所)により標柱が設置された。

4:30 早朝より御来光を拝みに多くの登山者が山頂に集まっている。この標柱の前で記念写真を撮られているので、列をつくるように待って、やっと頂上写真を撮ることができた。東側の地平線を山頂近くから、今か今かと眺め続ける。南側には、富士山のシルエットが小さいながら確認することができた。

4:55 今か今かと東側の地平線を望み、感動の御来光を拝み見る。多くの登山者が動画や写真を撮る瞬間である。



5:50 徳沢園方面へ下山を開始する。

6:29 長塀山に到着し休憩とする。何も展望のなく特徴のない山頂であり、徳沢園から蝶ヶ岳への通過地点であるとして位置づけられているようである。




7:57 徳沢園到着。
10:25 明神池周辺を散策
11:35 上高地バスターミナルに到着。
13:00頃 シャトルバスにてあかんだな駐車場に到着し、この度の登山を終える。 

10:06 槍ヶ岳・穂高岳・蝶ヶ岳方面の登山基地ともいえる横尾山荘に到着する。ここで少し早めの昼食とする。奥上高地逍遥に、槍・穂高への往き帰りに、でゆっくりとくつろげるお風呂のある山小屋。賑わいの上高地・河童橋をあとに、のんびり歩いて3時間。上高地随一の唐松の美林と、聳え立つ屏風岩、前穂高岳の岩壁を仰ぐ横尾谷出合。槍沢と横尾谷とが合流して梓川が生まれる此処には、ひときわ美しい上高地の姿がある。2008年には、客室棟の改築が竣工し、より快適になった。

旧の山頂から目と鼻の先に位置する蝶ヶ岳ヒュッテ。今日は、ここで宿泊する。ヒュッテ南側にはテント場、さらにその後ろに、新たな蝶ヶ岳の山頂でその標柱が確認できる。蝶ヶ岳から大滝山へ続く主稜線から徳沢へ下る長塀尾根(ながかべおね)が分岐する地点に蝶ヶ岳ヒュッテは建っている。梓川の深い谷をはさんで真西にそびえる槍・穂高連峰の展望は、北アルプス随一という定評のある山小屋。ヒュッテの周囲にはミヤマキンポウゲなどのお花畑、「蝶ヶ池」や「カモシカの池」・「妖精の池」などの小さな池もある。ヒュッテから蝶ヶ岳山頂までは約3分の距離。展望指示盤のある瞑想の丘から蝶槍までは、穏やかな二重山稜が続き、道沿いにはところどころにお花畑が見られ、東には安曇野、西には槍・穂高連峰の展望が開けている。

御来光の光に照らされて、穂高連邦や槍ヶ岳の秀麗な姿が美しい。感動の眺望が360度のパノラマで目と心に染み渡る。いつまでも眺めていたい気持ちを誰でも抱くであろう。

14:30 横尾より稜線の分岐を北側に進み、昔の蝶ヶ岳山頂方面に進む。気分の良い稜線歩き、360度絶景を見ながらの爽快な山歩きである。ケルンがあり、三角点が鎮座する旧の蝶ヶ岳頂上に到着する。

※ 瞑想の丘の様子(動画)

※ 蝶ヶ岳頂上の様子(動画)